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タモリの芸は物まねを超えた独自の世界観があります。そして、これはパロディであり、パロディこそは芸術の原点なのです。 …とまあ、難しいことはさて置き、このCDは繰り返し聴けるところが重宝します。飽きるどころか、自分もタモリの真似をして、意味不明な「ハナモゲラ」を暗記したいと思わせるほど、この「音楽」は耳にも口ずさむにも心地よいのです。 「歌舞伎中継“世情浮名花模越” 」は特に圧巻です。女形が本当にすごい。違和感がないけど、何かが変。タモリの芸の神髄です。 知的なファルスがここにはあります。
この5枚組みの企画は、そんな大作詞家を代表するような曲の集大成のようなものでした。第一盤から第四盤は阿久悠氏の業績の素晴らしさを示すと共に作詞家の第1人者としてトップを走り続けた孤高の存在であったことを改めて感じました。 「熱き心に」「北の宿から」「舟唄」「ペッパー警部」「サウスポー」「津軽海峡・冬景色」「時の過ぎゆくままに」「サムライ」「あの鐘を鳴らすのはあなた」「また逢う日まで」「ジョニィへの伝言」「時代おくれ」等のラインナップの凄さに驚きを禁じ得ません。 第五盤の特典盤もいいですね。ズー・ニー・ヴーの名曲「白いサンゴ礁」、阿久悠氏の少年時代の思い出が結実した映画『瀬戸内少年野球団』で流れたクリスタルキングの「瀬戸内行進曲」、後年のもう一つのライフ・ワークとも言える甲子園の思い入れを感じさせる夏川りみの「あヽ甲子園」君よ八月に熱くなれ、など阿久悠氏の生き様を投影したかのような詩の数々に圧倒されました。 160頁にわたるリーフレットにも驚かされました。北沢夏音氏による38頁という凄いボリュームのある名曲解説の詳しいことには脱帽しました。プロの仕事ですし、この企画の価値を高めている資料だと思いました。 また同じく北沢夏音氏の取材・文による20頁のロング・インタビューも阿久氏が書き残した珠玉の作品とも言える数々の曲にまつわるエピソードで、作詞者しか知り得ない貴重なお話でした。阿久悠氏を知る上で一級の資料価値をもっています。 巻末には、受賞歴が2頁あり、リリース年表が10頁掲載されていますが、流石に代表作だけでした。
タモリが中州産業大学の助教授に扮し、各国の音楽の「メロディー」に潜む、共通の旋律を紹介する、というシチュエーションで、もちろん、各国の歌曲はタモリが歌うわけです。 シャンソンに始まり、あらゆる国の音楽をパロっちゃうのですが、ひとこと「うまい」。 たぶん、ラジオから流れる音楽、邦楽を含め洋楽を私たちはタモリのパロディを聴くように、ある程度聞き流して聴いているんだな、ということに気付かされます。 それに、助教授がいい味を出しています。いかにもいそうな助教授なのです。シャンソンの題名を偽フランス語で紹介する時の、意気込んだ発音の仕方なんてまさに助教授です。耳に残り、思い出すだけで笑ってしまいます。 あと素人ながら思うのは、楽曲のアレンジとかそういうのが本格的で、音として聴いても損にならないのかな、という気がします。
個人的には、河合奈保子のマンハッタンジョークは、名曲だったなぁと。映画はボロボロでしたけどね。
先入観も思い込みも不用です。ただ虚心坦懐にしてスピーカーの前で徳永英明の歌唱と向き合えば、作曲者・作詞家そしてオリジナル曲の歌手の思いが新しい革衣を着て登場したかのように受け取れました。次から次へと移ろいゆく景色を眺めるように聴かせてもらった歌の数々。それぞれの曲がヒットした時代へ思いを馳せながら少しセピア色になっている思い出のブラッシュ・アップをさせてもらいました。素晴らしい歌唱なのは太鼓判を押させてもらいます。 「かもめはかもめ」の薄倖な女性の切なさを、男性がここまで見事に表現できるとは。中島みゆきも好きです。研ナオコもしかり。彼女らの名唱に流れる女の情念の激しさを少し押さえながら、諦観した人生の歩みをみせているのは男性ヴォーカルの特質かもしれません。 病気も含めて、人生の浮き沈みを体験した徳永英明が、40代後半という魅力ある年代のとば口に佇んでいるからこそ、その静かな表現の中に深い思いを込めているのでしょう。 懐かしの小坂明子の「あなた」に対する坂本昌之のジャジーな編曲と徳永の優しい歌唱。30数年前、彼女の弾き語りを生で聴いた者として、フラッシュ・バックのようにあの時の光景が蘇り、それを21世紀に通ずる歌へと昇華させてくれました。 プリ・プリ、松田聖子、中森明菜、そして竹内まりや。全く個性の違うオリジナルの歌唱に対しての果敢なアプローチと見事な徳永の回答。その変身ぶりと本質の描き方の見事さ。拍手です。 ラストの「for you・・・」は、大女優の一人語りのようでもあります。上手さを感じさせない巧みさもまた魅力として内在しているわけですから、売れるはずですね。
そしてブラバン甲子園シリーズでは曲中の陳腐な声援が非常に耳障りだった。実はTOKYO BIG6では曲始めに神宮をイメージしてか、球場効果音(拍手とか走者が走る音とか)が挿入されている。個人的には「おしい」のだ。このような効果音は曲自体を聴いていれば自然と頭の中に蘇ってくるものなわけで、なぜあえて挿入する必要があるのでしょう?それさえ無ければ個人的には100点だった。
つい先日、たまたまつけたテレビでその中身を知り、以来毎日涙して聞いています。 5年前に母が他界し、そして私は「おじいちゃん」とよばれる歳になりましたが、若い頃周囲への反発から家出をしたことがあります。 半月ほど家を空けたのち、思い直して帰りました。頑固者の父にはこっぴどく叱られましたけど、母はなにも言わずやさしく迎えてくれました。 運転のできない母が、毎晩暗くなると玄関先に停めてあった父の車のなかで、いつ帰るかもわからないバカ息子の帰りを、 夜明けまで待っていてくれたことを父から聞きました。 この曲を聴くと、ひとりポツンと暗い車のなかで待っている母の姿がうかんできて、涙が止まらなくなります。 ひとの子であれば誰しもが持っている母への思いを歌い上げた、すばらしい曲だと思います。
カラオケなんて一般に普及していなかったにもかかわらず、歌詞をほとんど暗記していたあの頃。懐かしく脳裏に焼きついている。 この選曲もどれをとっても頷ける。あれもこれもと言い出せばキリがないが、納得の1枚。 特に男闘呼組のシングル収録は貴重ですね。あと1曲を言わせて貰えば、TOM☆CATか?
ネタも抜群におもしろい。ますます深く男女の心の機微にふれている。おもわず、「そうなんだよね」とうなずいてしまう。しかし、ネタのそこに流れるのは、すぐれた観察眼に裏打ちされた人生哲学なのだ。 きみまろさんの本によれば、ライブ後は、その日の録音テープを聞いて、笑いの大きさで、ネタの受け方をチェックして、次のライブにそなえているという。この笑いの名手にして、その精進に驚かされるが、それが今回のCDにも反映されていると思う。 その上、添付されている舞台写真が臨場感を盛り上げる。ライブの最前列の席は奇跡でもなければ取ることができないが、至近距離のきみまろさんの実演写真が何枚もはいっている。こんなナイスショットのイケメン写真は、マルベル堂にもなかった。 川島隆太さんも近著のなかで「笑いのネタで人と笑顔でコミュニケーションする習慣をつくりましょう」といっている。遺伝子研究の村上和雄さんは、「笑い」で血糖値を下げる遺伝子が活性化したという実験結果を得て、アメリカの権威ある糖尿病雑誌に採用された。古代のギリシャの医者たちは患者の治療に「笑い」や「音楽」や「演劇」を使ったとも聞く。そういう意味でもきみまろさんのCDは私の生活必需品となっている。 ページ: | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | ... | 次のページ | 1/2491 |